かずら橋 福井・池田町

渓流にかかる吊り橋と公園

福井県今立郡池田町は、山あいに田畑が広がる農村地帯である。その町はずれを流れる足羽川に小さな吊り橋がかかっている。「かずら橋」と言う。同地に昭和初期まで架かっていた吊り橋を1989年に再現したものだ。吊り橋再現にあたり、徳島県祖谷から職人を招聘した。全長44m。かずらとはシラクチカズラというつる草で、もちろんそれだけでは切れて事故が起こる危険性があるので鋼鉄のワイヤーが主構造となって、かずらがそれに巻きつけられている。しかし、複数の人が同時に渡るときは結構揺れる。さらに、橋の踏み板は隙間が不揃いで、その隙間から踏み外して靴を落とすくらいは場合によっては起こるかもしれない。橋の側面は手でつかめる蔓1本のみでその下はがらりと空いており、眼下に見える川面が実際の12mよりはるか下に見えるので、落下の恐怖があってスリル満点である。

渡り終えると通行料(大人¥300、小中学生\200)を払う。向こう側はきれいに手入れされた池や庭園が広がる。ごうごうと水しぶきを立てながら回る水車が蕎麦を挽いている。食堂「ふるさとふれあい道場」(別名、蕎麦道場)では池田町特産の蕎麦が美味しい。ここでは職人が教える蕎麦打ち体験も楽しめる。雪が深い冬季を除いて一年中行楽が楽しめるお勧めのスポットである。

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